こじらせ雑記

三十路チビデブ独身無職子供部屋おじさんはこれから人生をどう歩むのか。 好きな事、思った事をコンプレックスに乗せて吐き出します。

感動は人を動かす。その感動は相手の期待を裏切る事で生まれる。

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正直こんな題名にするのはとても恥ずかしいのだが、そう思うのだからしょうがない。

コンプレックスを曝け出しまくっている今、失うものは何もないのだ。

 

感動は人を動かす。

その感動は相手の期待を裏切る事で生まれる。

 

これは居酒屋でアルバイトをしていた時の後輩Hくんからもらった言葉だ。
以下Hくんとする。

 

尊敬する後輩、Hくん

 

半年留年した大学を卒業して、フリーターになった。
フリーターになりたくてなった訳ではなく、当時は日本語教師を目指していたので
試験を受けて、合格して、台湾で日本語教師をしようと思っていた。
結果それはかなわなかったのだが。というか、諦めた。

 

大学生の頃から続けていた居酒屋でのアルバイトを継続し、結果的にフリーターになった。
いつの間にか日本語教師への意思も薄れ、夢も希望もない、頑張ることがただただ嫌いな意識の低いフリーターになった。

一応弁明しておくが、フリーターが意識が低いのではなく、僕がそういう人間だっただけだという話だ。
炎上したら困るので(?)一応ね。いや困らんか。

 

彼は同じフリーターでありながら、僕とはかけ離れたもの凄い人間だった。
まず面白い。ギャグセンスが高い。
周りを楽しませたり盛り上げるたりするのがとても上手だ。
そして仕事が早い。仕事を覚えるのも早い。
出勤頻度もあるだろうが、仕事はすぐに追い抜かれた。
当然の事なので悔しくもないし、純粋に凄くて頼れるやつだと思った。

 

腐っていたフリーター時代

 

居酒屋でのアルバイトはとにかく楽しかった。


同年代の子たちと一緒に仕事をする事
アルバイト後に飲みに行った事
料理が好きだったので、調理をする事

 

当時はいつまでもこんな生活が続けばいいのにと思っていた。
同時にいつまでもこんな時間は続かないとも思っていた。
そして今以上にこじらせていた。
意識が高い人も意識高い系も嫌いだった。頑張ることがダサいと思っていた。

 

そんな自分とは対照的に、彼は凄くポジティブで、一生懸命仕事をしていた。
意識も凄く高かった。矛盾しているが、そんな彼がすごく好きだった。
尊敬し、憧れた。

 

熱男


そんな彼と一緒に仕事をしている時、少しおどけた感じでこんな話をしてきた。

 

「太郎さん、人が感動するときってどんな時だと思います?」
少し考えたが、考えたこともなかったので全くわからなかった。なに?

 

「人が感動するときってのは、期待や予想を裏切られたときなんですよ。」
へぇ~。

 

「例えば秘密のメニューを頼まれたとするじゃないですか。」
秘密のメニューとは、当時アルバイトしていた居酒屋のメニューだ。
何が出てくるかわからない、アレだ。僕は秘密のメニューを作るのが凄く好きだった。
お客さんの性別、年代、何名、何が好きそうか、何を注文しているかホールスタッフの子に聞き、喜ばれるであろう料理を作る。
お客さんが嬉しそうな表情を見るのが好きだった。うん。それで?

 

「あれ何で喜んでくれるかわかりますか?」
わかんない。なんで?

 

「秘密のメニューを頼んだ時、お客さんはだいたい想像するんですよ。
どんなメニューが出てくるかなあって。値段がこのくらいだからこのくらいだろうとか、
この店はこんな店だからこんな感じだろうとか。もちろん何も考えずに注文する人もいますよ。」
うんうん。

 

「で、料理を出した時にわぁ凄い!って喜ばれる時って、その予想を裏切られた時なんですよ。
逆に特に何も反応されなかった時は、その期待や予想を裏切れなかった時なんすよね。」
そうだったんだ。

 

「俺が思うに、その感動がお金を生み出すと思うんですよね!感動した時価値を感じるんです!
お金をかけたいって思うんですよ!だから太郎さん、人の期待を上回る仕事しましょうよ!!」
(あっつ…)え~…うん。そうだね。

 

話を聞いた時、妙に納得できた。
Hくんに対して「そうだね!!頑張ろう!!」とは言えなかったが、心に刻まれた出来事だった。


それから数年経って転職した時、Hくんのような上司が現れた。
この人に気に入られたい。きっと自分を成長させてくれる人だ。
その上司に気に入られるにはどうすればいいか。上司の予想を上回る働きをしよう。


その上司とはお互い離職して数ヶ月経つが、いつも自分を気にかけてくれる、人生においてとても大切な人になった。

 

そして今、改めてHくんに感謝したい。教えてくれてありがとう。
彼とのエピソードは他にもあるので、いずれ記事にしようと思う。


心境の変化

 

アル中カラカラの記事でも書いたが、人は感情を強く揺さぶられた時、感動する。
感情が動くと書いて、感動だ。
ブログを始めるにあたって、ただ続けるだけではなく人が感動できる記事を書こうと思った。
どうやったら人が感動できる記事が書けるだろうか。
どうやったら人の感情を揺さぶれるだろうか。

YouTuberのヒカルが言っていた。ちなみにコイツは嫌いだ。
だが言ってることは正しいと思えるから悔しい。
遊楽舎の店長に向けた言葉だ。

 

「熱量ってのが大事なんすよ。淡々と喋ってても人に響かない。
オリラジのあっちゃんくらいに熱く喋んないと人に響かないっすよ。」

 

確かに。熱量か。
なら本気で思ったことを書いてみよう。
本気で伝えたいと思ったことを書いてみよう。
本気が伝わるように書いてみよう。

 

ブログを始めて6日目、メシやトイレを後回しにするくらい楽しくなってきた。

 

以上。