こじらせ雑記

三十路チビデブ独身無職子供部屋おじさんはこれから人生をどう歩むのか。 好きな事、思った事をコンプレックスに乗せて吐き出します。

【Nizi Project】こどおじがJ.Y.Parkが気になってしょうがないので虹プロ見てみた。

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スッキリ見ながら朝飯食ってると流れてくる「Nizi Project」。
日本のアイドルが嫌いな僕としてはすぐにチャンネルを変える。
ただちょろっと気になったのがJ.Y.Parkの表情と発言だ。
柔らかい表情と、覚えてないけどなんか良いこと言ってるなと思った。

 

K-POPが好き…というよりBIGBANGと2NE1が大学生の頃から好きだった僕は
彼の事がちょっと前から気にはなっていた。
You Tubeのおすすめに彼がWonder Girlsの「Tell me」を
歌いながら踊っている動画が上がってきていた。
懐かしいなーたまに聴いてたなこの曲。このおっさん誰だろ。
JYPの社長!?あーこの人がそうなんか。

 

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身体をくねらせ安定した音程で歌う彼が単純に面白く、そしてスキルフルだと思った。


K-POPアイドル?アーティスト?

 

K-POPだってアイドルじゃんとは言われるだろうが、
僕は正直いちアーティストとして彼らが好きだったように思う。
音楽性、歌、ダンス、ラップ。どれも自分の好きなジャンルであったし、彼らのスキルレベルはとても高く魅力的だった。
だが彼らに共通しているのは(みんなとは言わないが)、不祥事や活動休止、脱退、解散などでいつの間にか消えてしまう点だ。
いいなと思ったグループはことごとくいなくなってしまった。
そして僕もK-POPはあまり聴かなくなっていった。

 

そして去年頃TWICEが流行り、あーK-POPね。また流行ってんのかあ。
キャッチーな曲だな。JYP?あーぽいぽい。的な感じで流していた。
曲もちゃんと聴いたことは一度もない。

 

そんな彼が日本でオーディションをやるのだ。
うーん、気になる。だが日本のアイドルは嫌いなのだ。

 

アイドル嫌い


何故アイドルが嫌いなのか。理由2点ある。


1つ目は圧倒的劣等感に苛まれるから
2つ目は曲も歌も歌声も歌い方も好きではないから

 

例えば日本のアイドルが歌番組に出てきて運悪くチャンネルが変えられなかった時は
しょうがなく見るしかないのだが、見ているとフツフツと前述したような気分になる。

 

こいつらめちゃめちゃ頑張って今この場に立ってるんだろうなー。
いいなー努力できて才能もあって才能あって努力されたらもうかわなねーじゃんイチローかよ
しかも中高生だろこの子達こんとき俺強くねぇ部活しかしてねえよ
あー容姿も整ってますねーいいですねー。
若くしてあー稼いでんだろうなー羨ましいなー、うーんなんかダンスは上手くないなー
歌は口パクだなー曲も好きじゃないなー

 

ともう拗らせが全開に出てしまうので精神衛生上よくない。本当に。


観念して見た。


インスタのストーリーではフォローしている方たちがよく見ている。
あーやっぱ面白んだろうな…気になるなと思っていたところ、
尊敬するバレーの大山加奈さんが見ていると。やっぱりJYPさん凄いぞと。
そしてついに最終回だと。

 

あーもう観念して見るしかないかーこれ。と思い、今朝Huluで第一話を見た。
やはり彼は人格者だ。いちいち名言を残してくる。

 

「歌やダンスをする時に必ず自分が最高だと思うべき。
でなければ見てる側は没頭できない。」

 

いやもう俺が昨日思ったことと同じこと言ってるやん!!なに!?ほんと

 

ヒルマンニナ

 

youtu.be

見ていると一人の女の子に目が釘付けになった。
ヒルマンニナさんオーデイション当時14歳中学3年生、2年前に日本に越してきたという。
彼女はアメリカ合衆国ワシントン州出身で、父はアメリカ人、母は日本人のハーフだ。
(なんかハーフって言葉も最近よくないとか言われ始めてるけど言葉狩りだと思うのであえてハーフとさせていただく)

彼女がとにかく凄い。どこがどう凄かったのか是非解説させていただきたい。


第一話のネタバレになるが、これから見ようかどうしようか迷ってる人には是非みていただきたい。
これから見るから見たくない!!って人は、ちょっと続きがあるので一気に下までスクロールしてください。

 

人柄

 

まず入場時、めちゃめちゃデカいノックをして入ってくる。
そんなに叩くか!?緊張してんのか?いやでもSEかこれ?まあいい
JYPも若干面食らってしまう。それでもニコニコしながら彼は
「ノックをして入ってきた人は初めてです(笑」という。

 

彼女の凄さはもうここで始まっている。
彼はもう「他人とは違う何かを持っているのではないか」という期待感を植え付けられている。
これが計算なのか天然なのかはわからないが、どちらにせよ彼女はこの時点でもう「持っている」と思う。

 

容姿はいわゆるハーフっぽい顔立ちで整っており、流暢な日本語を話す。
JYPが質問する。

「日本に2年だけしか住んでいないんですか?なぜそんなに日本語が上手なんですか?」
いやもう同じこと思った。

 

日本語教師を目指して知識だけほんのちょっとかじった僕からすると、
彼女の日本語は2年で話せるようなレベルではない。
発音が良すぎる。良すぎるというか、イントネーションなんかもろ日本の年頃の中学生じゃん。
本人の努力やセンスによるだろうが、このレベルが2年とは…恐ろしい子!!

 

彼女は話せるようになった理由を
「友達とコミュニケーションがとれず悔しかったから」だという。
いやもう凄い。彼女の努力が垣間見える。日本語の流暢さがそれを証明している。
この人は努力ができる人間だ。
そしてこのレベルの日本語を話すには、とにかくネイティブとの会話をたくさんする事が必要不可欠だ。
という事は、もちろん家族の助けもあるだろうが、なにより友人に恵まれているという事だ。この適応能力の高さ、人格者のニオイを伺わせる。
JYPが掲げる虹ペンダントの一つ「人柄」という面においては、彼には相当魅力的に映るはずだ。

 

話は戻るが、彼女は年頃の女子中学生と同じイントネーションで話す。という事は、彼女は相当耳が良い。
相手が話す単語や語尾などの抑揚を聞き分け、自身が話す時同じように発音する。
それができているという事は、おそらく歌も上手いだろう。

 

JYPは彼女の話を聞き、「頭がいいと思います。」と話す。僕もそう思います。
それに対して彼女は「全然よくないです」と謙遜しながらも、めちゃめちゃ嬉しそうな顔をする。
やられた。うん、かわいい。

 


安田レイのBrand New Dayを歌う。
聴いたことはない。歌手も知らない。好きな人すんません。

 

歌い出しでいきなり持っていかれた。
安定した音程、そしてなによりグルーヴ感がアメリカ人特有のそれだ。
同じ歌い方を日本の女子中学生はできるのか?おっさんだからわからない。
歌い出しは緊張した感じではありつつも、徐々に歌に入り込んでいき自信に満ちた表情に変わっていく。
日本語なのにやはり発音の違和感は全く感じない。が、グルーヴはアメリカンなのだ。
高音の伸びがとてもよく、しかし完成されすぎていない所に年頃の初々しさを感じる。
そして歌詞に英語が出てくる。当たり前だがむちゃくちゃ発音がいい。母国語だから。

 

これ選曲誰がしたんだ?本人だったとしたらヤバすぎる。
どんだけ自分の良さを最大限に発揮できる曲選んだんだよっていう。
スキルフルすぎる。なんか歌詞も彼女の境遇に当てはまっているのではないか?
初めてだわ素人の歌で泣きそうになったの。
彼女が歌い終えたあと、JYPは穏やかな表情でしばらく言葉を失う。


ダンス


歌の余韻を噛み締めながら、すかさず「ダンスを見せてください。」と言うJYP。
TWICEのWhat is Loveを踊る。
振り向きざまの破顔一笑に思わずJYPも笑みが溢れる。
そしてまずもう一番に目に飛び込んでくるのは手足の長さだ。
両親に是非感謝してほしい。いやしてるか。おじさん興奮しちゃって。
手足の長さを存分に生かしたダンスをこれまた自信満々に踊る。
ダンスに合わせた表情の演技力も素晴らしい。
そしてノーミスだ。しっかり練習に励んだのだろう。


そして


踊り終えた彼女にJYP英語で質問をする。
英語の方が話しやすいという彼女に対して、自分の言葉で、本心で答えてほしいという意図があっただろう。

 

「あなたは自分がどのくらい謙虚だと思いますか?」

 

彼女は英語でこう答える。


「自分自身を理解しようとしています。理解していないと周りに迷惑を掛けるし、
周りも私を頼りにしないと思ったからです。」

 

彼はうなずきながら話す。


「オーディションは評価の場ではなく、表現の場だ。」
「なによりも良いことは、パフォーマンスをする時、自分のキャラクターがそのまま出ている所だ。」

そして彼女をスターだ。と言い、合格を言い渡す。

もうペンダントの4つ揃ってるやんって思った。

だが僕は彼女の今後をまだ知らない。


ビッグリスペクトJYP


いやもうすげーわこの子もパクさんも。
なんか感化されてしまったのか、ダンスしたくてたまらない。
という事で、北総合体育館にダンスしに行ってきた。
外のマジックミラーの前で、初めて踊る。ドキドキ。
先客の男の子がいたが、本人は没頭しているようで、あまり気にはされなかった。
僕もあまりジロジロ見ないようにしたし、自分に没頭することにした。

 

しかしこれ、すげー恥ずかしいな。自撮りより羞恥心半端ない。
まず自分が踊ってる所が無茶クソダサくて引いてしまう。
しかし今日はイントロだけでも覚えて帰るのだと意気込み、練習する。

 

途中でキャピキャピした二人組の女子高生が踊りに来たが、
流してる音量がちょっと気になるくらいで、本人たちはすごく楽しそうに踊っており、
こちらの様子は目にも入ってない感じだった。

 

youtu.be

 

イントロは意外とできちゃったので、サビの練習をする。
韓国人の女の子がレッスン動画を上げてくれていたので、とても助かった。
コメント欄を見ると、日本人も結構いるみたいなので、お礼に字幕の翻訳でも贈ろうかなと思った。

しかし、まず振りを覚えるのが難しい。まず振りを覚えなければダサさを矯正することができない。
もう振りを覚えるだけで精一杯だった。鏡に映るクソだせえ自分に恥ずかしがりながらも振りを覚える。

いつの間にか両隣を筋トレをするおじいちゃんとおばあちゃんに囲まれてしまった。
しかし不思議なことに、彼らに囲まれて踊っているときのほうが一番恥ずかしくなかった。
おじいちゃんおばあちゃんは鏡を見ながら真剣な表情でスクワットを行う。
自分に目もくれないくらい真剣にスクワットをしている人達を見ると、
ガールズPOPを踊っている自分も恥ずかしくなく思えてきてしまった。

 

youtu.be

今回はこんな感じで終わりました。

もうちょっとサビ上手くいったとこもあったんだけど…体力の限界っ…!

 

今回はとある企画のお試しで自分がどの程度踊れるか試しに来ただけだったが、
ずっとやりたいと思っていたダンスができて、もう単純に楽しかった。
それだけだ。あらためて虹プロに参加する子たちにエールを送りたい。
もう終わったばっからしいけど。いや、彼女たちはこれからがスタートなのだ。
頑張れ。

 

以上。